7日目のエピソード・追加

おフランス旅行の時に遭遇したエピソードで、書き忘れたことがあったので、追加しますね。

実は・・・スリに遭いかけたんです。

そのときは、混んだ地下鉄に乗って、ドアの近くに立っていました。
で、地図を見ようと思って、本を開いていたんですね。

ふと、持っていたカバンに重みを感じて視線をカバンに移すと、斜め向かいに立っている女の人の荷物(帽子?)にカバンの口が隠されていたんです。

これは、ひょっとして、と、とっさに思って、荷物をぐいっと自分の方に近づけ、「きっ」と女の人を睨みました。その人が何人かは分かりませんが、髪は黒、オリエンタルな感じがありました。ひょっとしたら、「ジプシー風」というカテゴリに入るのかもしれません。身なりは普通でした。

次の駅でその人は降りて行きました。

すぐに中身を確認しましたが、被害はなし。現金、カード、両方無事でした。

一大観光地であるパリでは、スリ、かっぱらい、置き引きなどが多く、日本人は狙われやすいのは知っていました。特にスリは、信じられない程腕がよく、あっという間にやられる、と言われていたので、かなり気をつけていたんですが、油断大敵。「混んでいる」「地下鉄」の「ドア付近」で「地図を見る」などしてカバンから注意をそらしている・・・格好の「エサ」に見えたことでしょう。

ただ、用心してバックインバック、つまり、カバンの中にさらにカバンがあって、その中に財布を入れていたこと、財布とカバンをチェーンで結んでいたことなど、対策を練っていたため、難を逃れました・・・
・・・というと、準備万端でかっこ良く聞こえますが、本当は、あんまりに荷物が多く、カバンの中身がとっちらかっていて、自分で財布を出そうと思ってもなかなか出てこない荷物持ちだったことが、一番の勝因だったみたいです(^_^;)