「先生」って・・・その2

昨日の記事の続きです。

教育者として尊敬できる「先生」について。

昨日ご紹介した、その方のブログの記事の一部を引用させていただきますと、

「誰でも得意分野があり、それを教え合うって素敵。誰でも「先生」になれる。ただ、教え方の「上手い」人とは、人を引きつける教え方ができる人だ。その人は、誰にも公平であり、見ていないようで見ていて、単に知識の押し売りはしない。それをモノにするかしないかは、生徒側に任せ、ただ自分は淡々と、熱い思いを注ぐ。これが見事に伝わって気がマッチしたときに、大きな感動の波がやってくる。」
(引用元:先生になること - にゃんちゃってアトランタ通り−sabonekoさま、引用させていただきました)

あぁ、なるほど、その通りだよなぁ・・・本当にいい言葉だなぁって思いました。
自分が学生時代に習った先生のお一人が、
「自分の職業に懸ける情熱を、わかって欲しい」
と熱く語っていたのを思い出してみたり。

私も、今や学生相手に教える立場になることがあるので、この「熱い思いを注ぐ」ことを忘れないようにしなくては、と改めて思うところです。

ただ、ちょっとシチュエーションが異なるのは・・・職業柄、学生に教える内容は、その医療職のライセンスを取る上で勉強すべきことである、ということでしょうか。
私の教える分野は、数ある科目の中でも、マニアックな分野であるため、興味が湧く人と湧かない人がいる。
そして、将来ライセンスを取った後、人によっては、その知識を全く忘れてしまう人さえいるかもしれない。
私は、それは医療人として問題アリ、って常々考えているんですが、現実問題としてそういう人が多い。そうならないためにも、少しでも「興味」を持ってもらうのが大事かなって考えているんです。「興味」さえあれば、自分で勉強しようってモチベーションが湧きますもんね。

そこで、いかに「興味」を持ってもらえるような教え方をするか・・・それを考えながら、教えるようにしています・・・自分に、「興味」を持たせてくれた「先生」達のことを想いつつ・・・