日本の英語教育について思う!

この前、日本を訪れていていたブータン国王夫妻。

そのスピーチを聞いて、何となく嬉しく感じたり、ブータン自体を近しく感じるようになった日本人は、私を含めて多いんじゃないかな〜と思います(^_^)


そして・・・国王の英語スピーチの流暢さ。
国王だから留学経験とかで覚えているのかな〜って思っていたのですが、ニュースによると、どうもそうではないらしい。


国際化を視野に入れ、ブータンでは、小学校の時から、国語以外の授業は全て「英語」なんだそうな。


私が知っている他のアジアの国でも、そういうところはいくつもある。


私が英会話を習っているフィリピン人の先生。
フィリピンではタガログ語が国の言葉だけど、授業などは英語だったとのこと。なので会話は全くの「ネイティブ」。
以前のブログでも書いたような気がしますが、レッスン中に同じ日本在住のフィリピンの方から電話が来たときは、


"Hi~! Oh, it is......(英語)....→ウン、そうそう・・・ハハハ・・(日本語)→○×※▲・・・(タガログ語スペイン語の発音に似てます)→...OK, see you later!"

・・・みたいに、3ヶ国語が入り乱れて、話してる(^_^;)
(相手も、そうみたい)
←脇で聞いていると、結構オモシロイ(^o^)


以前、中国から来ていた留学生は、研究先の抄読会(エイゴ論文を要約して内容をみんなに紹介する、という会です)で、英語の文献を日本語に訳して発表してました!
日本人にしてみると、例えば英語を中国語に訳している、ということですよね・・・

研究先に留学に来ていたバングラディッシュ人は、高校までは母国語だったけれど、大学の授業から全て「英語」になって、最初は大変苦労した、って言ってましたが・・・英語を十分できない私が、韓国から来たお客人への説明に苦労しているときに、流暢な英語で私の代わりにいろいろ説明してくれました。
そういえば、エジプトからの留学生の方々も、小学校から英会話の授業が必須だったと・・・そう話す彼らも全くの「ネイティブ」でしたね・・・


・・・日本に来ている「留学生」たちは、お国では相当の「エリート」も多いので、すべての国民がそうじゃないでしょう〜、教育格差もあるでしょう、っていうのは、その通りなんですが・・・


じゃあ、日本のどのくらいのエリート大学が、同様のことをこなしているのか・・・
あ。もちろん、エイゴ専門の学部とかは、この際おいておいてくださいね。


別に、米国かぶれになれって言っているわけじゃ、ない。
言語を学べば、自ずと文化も一緒に入ってくるとは思うけれど。
・・・英語を学ぶことと、その文化を丸々取り入れることは、違う。
例えば、昨年訪れたフランス。
英語で話しかけても通じない、っていうハナシもありましたが・・・結構通じるし、実は、理解はしているけれど、あえて分からない「フリ」をするというハナシも。
「できない」のと「できるけれども、使わない」のは、次元が違うもんなぁ・・・


どんどん内向き・草食系になり、ハングリー精神が薄いと言われている昨今の若者たち。
「日本語もまだマスターしていないんだから、小学校で英語を教えるなんて混乱の元」
なんて言っている、教育界の一部の人達。


そんなこと言っている場合ではないよ〜!
言葉は、コミュニケーションのキホン。
このままで行ったら、いろんな意味で世界から取り残されるよ〜!!
大人になってから覚えるより、子供の頃からのほうが何十倍も楽だよ〜!
乾いたスポンジが水をぱあっと吸いこんでいくように、どんどん覚えていく時期だもん。一時的な混乱はあったとしても、ず〜と混乱するなんて、杞憂。
・・・っていうのが、私の意見です(^_^)


何故、今こんな長文でエラい力説しているのか?
・・・それは、これから英語論文を直さんきゃならんからです(>_<)
自分がエイゴで苦労しているのを教育のせいにしている辺り、「逃げ」ていると言われても仕方あるまい。


え〜ん、もう少しエイゴをハードルにカンジない様になりたいよぉ〜〜(T_T)