スーパー小学生。

先日診た患者さんは、小学校高学年。
結構奔放なカンジで、親御さんにいろいろ説明している最中にも、
「あの〜、ちょっとひとつ、いいですか?」
と話に割って入ってくる(^_^;)

それだけなら、まあ、あることだと思いますが。


びっくりしたのは、親御さんが看護師さんからの説明を受けていた時に起こりました。
本人はヒマだったのか、カルテをまとめている私のところにトコトコと来て、話を始めまして。

「先生、心臓に膜ってあるんですか?」
「うん、あるよ」
「え〜と、心タンポナーデっていうのは、心臓の膜の中に血液が貯まることですか?」
「・・・!!!」
大のオトナでも、「心タンポナーデ」なんて医療用語、いったい何人が知っているのか・・・


その他、幾つか医学的な質問を受けましたが・・・びっくりすることばかり。


・・・百歩譲って、ここまでなら、まあ、最近の医療漫画やドラマなどでの知識かもなぁ、と思ったりしますけど。


カレは一旦診療室を出て、別の部門に行った後、再び私のもとに来まして。
「先生、今日はありがとうございました<(_ _)>」
「わざわざ挨拶に来てくれたの?礼儀正しいねぇ」
「来週、A科に来ますから、帰りに寄りますね〜」
「あ〜、残念!私、その日は出張でいないわ〜」

「出張って・・・学会ですか?
「!!!」
医療スタッフでもあるまいし、フツー、即「学会」って出てくるかぁ〜!!
これが「とどめ」でしたね(^_^;)


あんなに小さく見えて、実は30台のDrだったりして。


・・・世の中、色んなヒトがいるものだ、としみじみ思いました・・・